カメラの基礎知識

F値、シャッタースピード、ISO感度を分かりやすく解説します

カメラの基礎知識

この記事はこんな方におススメです。

  • 一眼レフを買ったけど使い方がわからない。
  • カメラの基本知識を知りたい。
  • 絞り、シャッタースピード、ISO感度って何?

といった悩みや疑問を解決する記事です。

本記事ではカメラの基礎知識である、絞り(F値)、シャッタースピード(SS)、ISO感度についてわかりやすく説明します。

 

この3つの要素を知るだけでカメラの使い方の8割は網羅できるいって過言ではありません。

一眼レフを買って間もない方は本記事で一緒にカメラの基本知識を勉強しましょう。

本記事の内容

  • 絞り(F値)とは?
  • シャッタースピード(SS)とは?
  • ISO感度とは?

 

露出とは

カメラの基本、「露出」の話

3つのことを説明する前にカメラの基本中の基本となる「露出」の話をします。

露出を理解するにはお風呂をイメージしてください。

 

湯船につかるためには

  1. 蛇口をあける
  2. お湯を流す
  3. 適切な量のところで蛇口を閉じる

ことが必要ですよね。

いい写真とは

湯船につかるためには、お湯が少なすぎてもだめですし、多すぎても浴槽からお湯が溢れます。

カメラもこれと同じです。

 

お風呂におけるお湯は、カメラにおけるです。

光の量が少なすぎれば暗い写真になりますし、多すぎれば過剰に明るい写真になります。

 

少し分かりづらいので、実例で解説していきます。

適切な光の写真を実例で解説

下の写真を見てください。

これは花火の写真ですが、暗すぎて写真の趣旨が伝えられていません。

(お湯の量が少なすぎる)

 

ちなみに右下には観客がいます。

暗すぎて人がいることすらわかりません。

暗い写真

 

 

 

一方で次の写真は明るすぎの例です。

(お湯が溢れている事例)

 

一気に大量の花火が打ち上げられて明るくなりました。

花火のディティールが潰れているのでいい写真とは言い難いです。

明るすぎの写真

 

 

 

次にこちらの写真はうまく取れた時の写真です。

花火のディティールも分かり地面の様子も分かるので奥行きが感じられます。

 

このようにいい写真を撮るためには、光の量をコントロールする必要があります。

適切な写真

 

絞り(F値)とは~絞りには2つの役割がある~

それではここから絞りについて説明していきます。

絞りは別名「F値」とも呼ばれています。

 

絞りには役割が2つあります。その2つとは

  1. 光の量を調節する
  2. ピントが合う範囲を調節する

です。

 

順番に説明します。

絞りの役割その1~光の量を調節する~

絞りとは一言で言うならば「光を取り入れる穴の大きさ」のことです。

カメラは、光を取り入れてその光の情報をデジタル化しています。

 

絞りとはお風呂の例における蛇口です。

蛇口が大きければ一度に大量のお湯が入りますし、小さければあまりお湯は入りません。

実際の絞りの様子

絞りはレンズの中にあります。

その模式図を下に表しました。

絞りと光の関係

 

これがレンズの様子です。

真ん中の白い穴から光が入ります。

 

穴が大きいと光は大量に流れ込んできますし、逆もまた然りです。

絞りの役割その2~ピントが合う範囲を調節する~

絞りの役割の2つめはピントの合う範囲を調節することです。

実例で説明します。

 

F=1.8

F=4.0

F=8.0F=13F=22

 

 

上から順番にF=1.8,、4.0、8.0、13、22と段々大きくしています。

ピントは真ん中のチョコボに合わせています。

 

F値を大きくしていくにつれて、手前のオカピと奥のリャマの様子がはっきりしていきます。

これがF値の違いによるピントの範囲です。

被写界深度とは

被写界深度という言葉を使われることがあります。

筆者はあまり使いませんが、よく使われる言葉なので覚えておいて損はないでしょう。

 

被写界深度とはいわゆるピントが合う範囲のことです。

深度が浅ければピントは一点に集中します。

 

逆に深ければ全体にピントは合います。

そんな言葉が使われるんだな、くらいの感覚で大丈夫です。

 

つまり絞りとは

つまりここまでをまとめると下記のようになります。

F値小(F=2.8など) F値大(F=22など)
光の量 沢山入り明るい写真になる あまり入らず暗い写真になる
ピント 一点にあう 全体にあう

 

F=1.8

 

F=8.0

 

先ほどの写真です。

上がF=1.8。下がF=8.0の写真です。

 

明るさは同じくらいの写真です。

しかしシャッタースピード(SS)が違います。

 

上はSS=1/200。下は1/13です。

つまり蛇口を開けている時間が下のほうが15倍も長く開けているということになります。

 

同じシャッタースピードで撮影すると下の写真は暗い写真になります。

絞り実践編~実例付きでさらに詳しく解説する~

絞りを小さくするとき

絞りを小さくするときは主に

  1. 夜景を撮影するとき
  2. 主役を際立たせたいとき

で小さくします。

夜景撮影時

夜の明かりは日中に比べると圧倒的に光量が少ないです。

そのため絞りを小さくして、少しでも多くの光を取り入れる必要があります。

絞りを開放させた星景写真

シャッタースピードを長くした写真

 

それぞれの写真はF=1.6。下がF=2.8の写真です。

このように夜景撮影時はF値を小さく設定するのがセオリーです。

主役を際立たせたいとき

主役を際立たせたいときも絞りを小さくします。

絞りを開放させたときの写真 絞りを大きくした写真

それぞれの写真はF=2.8で撮影しています。

このようにF値を小さくすることで、主役以外の部分がボケていい感じの写真に仕上がります。

絞りを大きくするとき

絞りを大きくするのは主に風景撮影時です。

絞りを大きくした写真

この写真はF=18で撮影しています。

 

一般的にF=8.0の時が一番画質が良くなるといわれています。

大きければ大きいほど全体にピントが合って、いい写真になるというわけではありません。

シャッタースピード(SS)とは

シャッタースピードとはシャッターが開いている時間を指します。

先ほどの絞りの「穴」が開いている時間のことだとイメージしてください。

 

穴が開いている時間が短ければ入る光の量は少なくなります。

逆に長ければ入る光の量は多くなります。

 

先ほどの例で例えるならば、蛇口を開けている時間がSSです。

表に表すと以下のようになります。

SS短い(1/1000秒など) SS長い(30秒など)
光の量 あまり入らない 沢山入る

シャッタースピード(SS)を短くするとき

SSを短くするときは主に動いている被写体を撮影するときです。

実例で説明します。

動く被写体 動く被写体

 

これはランナーを撮影した時の写真です。

上の写真はSS=1/80。下の写真はSS=1/160です。

 

上の写真はSSが長いためランナーがブレて写っています。

一方で下の写真はSSが短いためランナーをぶれずに写せています。

 

このように動く被写体を撮影するときには、SSを短くすることでブレずに撮影することが出来ます

シャッタースピード(SS)を長くするとき

シャッタースピード(SS)を長くする場面は主に以下の通りです

  • 星などの夜景を撮影するとき
  • 滝や川など、水の流れを表現するとき

 

SSを長くすることを「長時間露光」を呼びます。

夜景撮影編

夜は光の量が日中に比べて圧倒的に少ないです。

少しでも多くの光を取り入れるためには、SSを長くする必要があります。

 

お風呂の例で例えると、お湯をためるために流す時間を長くする、というイメージです。

夜景撮影時は10秒から30秒、場合によってはそれ以上長くします。

シャッタースピードを長くした写真

 

この写真はSS=25秒、F=2.8、ISO=2000で撮影しています。

水の流れ撮影編

滝や川を撮影するとき、いわゆる水の流れを表現するときもSSを長くします。

場合によりけりですが、私は長時間露光することが多いです。

シャッタースピードを長くした滝の写真

この写真はSS=1.3、F=13、ISO=50で撮影しています。

 

このように長時間露光することのよって、水の流れが糸のように表現することができます

水しぶきの様子を表現したい場合はSSを短くすることで表現可能です。

 

表現したいイメージに沿って露光時間を調整しましょう。

ISO感度とは

ISO感度とは「光の感じやすさ」を指します。

皆さんに覚えといてもらいたいのは2つだけです。

  • ISO感度が高いほど明るくすることができる。
  • ISO感度が高いと画質が落ちる

 

先ほどのお風呂の例に例えるとするならば、ISO感度を高くすることでお湯が一気に入るようになります。

しかし高いほどお湯が濁る、といったイメージです。

ISOの基本

ISO感度は低ければ低いほど画質は高くなります

ISO感度の基本は100と覚えておきましょう。

 

ただ、ISO感度が100から200にあがったとしても違いはあまりないです。

筆者の体感的にはISO感度が1600くらいから画質の悪さを体感します。

ISOが低い写真

ISOが高い写真

上の写真はISO=100、下の写真はISO=4000の写真です。

下の写真のほうがザラついているのが分かるかと思います。

 

スマホで見たりする分にはあまり違いはわかりません。

ただ画質にこだわる方ならば、ISOは極力下げて撮影したほうがいいです。

 

F値とSSを調節後、最後にISO感度を変えて微調整するくらいのイメージですね。

ISO感度を高くするとき

ISO感度を高くするときは主に2つの場面です。

  • 星などの夜景を撮影するとき
  • 手持ちで撮影するとき

 

夜景撮影編

繰り返しになりますが、夜は光の量が少ないです。

少しでも明るい写真にするためにはISO感度を高くする必要があります。

ISOが低い写真

この写真はISO=200で撮影しました。

明るくするためにはISO感度を高くする、SSを長くする、F値を下げる必要があります。

 

このようにISO感度が低いままだと、単なる真っ暗な写真になってしまいます。

目安としてはISO感度800~3200くらいの間で調整するといいでしょう。

手持ち撮影編

手持ちで撮影する場合もISO感度を高くすることがあります。

ISOが高い写真

 

この写真はISO=2000、F=8.0、SS=1/13の写真です。

手持ちでしか撮影できなかったのでやむを得ずISOを高くしました。

 

被写体をぶれずに撮影できるSSを設定後、ISO感度を高くしていきましょう。

まとめ

F値、SS、ISO感度の関係をまとめると以下のようになります

暗い写真 明るい写真
F値 高い(F=22など) 低い(F=2.8など)
SS 短い(1/1000秒など) 長い(30秒など)
ISO 低い(ISO=100など) 高い(ISO=6400など)

 

ぜひ撮影の参考にしてみてください!

-カメラの基礎知識
-, , ,

Copyright© ナベカメラ , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.