カメラの基礎知識

写真の黒つぶれ、白飛びとは?防ぐ方法も合わせて公開

この記事はこんな方にお勧めです。

  • 黒つぶれ・白飛びって何?
  • 定義は分かるけど、どんなデメリットがあるの?
  • 黒つぶれや白飛びを防ぐ方法を知りたい!

といった疑問や悩みにお答えする記事です。

 

黒つぶれと白飛びはカメラの基本単語です。

本記事で楽しく勉強していきましょう!

本記事の内容

  • 黒つぶれ・白飛びとは?
  • ダイナミックレンジとは?
  • 黒つぶれ・白飛び写真の実例
  • 黒つぶれ・白飛びを防ぐ方法

 

まずはそれぞれの言葉の定義から解説していきます。

 

 

黒つぶれ、白飛びとは

最初に黒つぶれ、白飛びの言葉の定義について説明します。

  • 黒つぶれ:カラフルだった部分が真っ黒になること
  • 白飛び:カラフルだった部分が真っ白になること

 

「なんのこっちゃ?」

という声が四方八方から聞こえてきたので詳しく解説します。

 

まずは黒つぶれの前提知識である「ダイナミックレンジ」について解説します。

ダイナミックレンジとは

カメラにはダイナミックレンジというものがあります。

ダイナミックレンジとは「カメラが捉えられる光の幅」です。

 

分かりにくいのでこちらの図をご覧ください。

ダイナミックレンジ

カメラは肉眼ほど高性能ではありません。

カメラでとらえられる光には限界があります。

 

その限界値を超えた部分については真っ黒、もしくは真っ白になってしまいます。

 

上の図でいうと「黒つぶれ」部分は全部真っ黒で表現されてしまいます。

逆に「白飛び」部分は真っ白になってしまいます。

 

まだ分かりにくいので実例付きで解説していきます。

 

黒つぶれ、白飛び写真の実例

黒つぶれの写真

黒つぶれは「光が足りないこと」が原因で発生します。

 

これは黒つぶれの写真です。

柱や天井部分で黒つぶれがおきています。

 

柱や天井部分にあたる光の量が少なかったため、黒つぶれがおきてしまいました。

実際に肉眼で見たときは柱の色は茶色です。

 

しかし設定ミスにより柱にあたる光の量が足りず、柱は真っ黒になってしまいました。

 

白飛びの写真

白飛びは光が多すぎることが原因で発生します。

下の写真は空部分が白飛びした事例です。

 

 

白飛びの写真

 

実際に空は青く見えていました。

しかし設定ミスにより、空部分に入る光の量が多かったため空部分で白飛びを起こしてしまいました。

 

黒つぶれ、白飛びが起きるシーン

黒つぶれや白飛びは明暗差が激しいシーンで起こります。

逆光で人物写真を撮る時がまさにそれです。

 

背景の空の色をだそうとすると人の顔が暗くなります。

逆に顔を写そうとすると、背景の空の色が真っ白になります。

 

黒つぶれ、白飛びのデメリット

意図していない黒つぶれや白飛びはデメリットしかありません。

そのデメリットとは「現像で復元できない」ことです。

 

ちなみに現像とは「写真を加工する」という意味です。

こちらの写真をご覧ください。

白飛び_加工前

 

こちらは現像前の写真です。

一気に大量の花火が打ちあがったため、赤い部分が白飛びしました。

 

次にこちらの写真。

白飛び_加工後

こちらの写真は加工後の写真です。

 

「明るい部分を暗くする」

という加工をしています。

しかし赤い部分は白飛びをしているので全く何も変わっていません。

 

 

写真上部の花火は白飛びしていないため、現像によってディティールが分かるようになりました。

しかし白飛び部分は現像でも修復が出来ませんでした。

 

このように写真が白飛び・黒つぶれをしてしまうと現像でも復元が出来なくなってしまいます。

 

次にこちらの写真をご覧ください。

 

加工前写真

 

この写真は空が白くなっています。

しかしギリギリ白飛びはしていないです。

 

この写真に対し先ほど同様

「明るい部分を暗くする」という現像した写真がこちら。

加工後の写真

 

現像によって空の青さを取り戻すことが出来ました。

花火の写真では修復が出来ませんでしたが、こちらの写真では白飛びがしていなかったため修復が出来ました。

 

現像時に本来の色へと修復する場合には黒つぶれや白飛びを防ぐ必要があります。

 

次からは黒つぶれ等を防ぐ方法について解説します。

黒つぶれ、白飛びを防ぐ方法

黒つぶれ等を防ぐためには3つの方法があります。

それは

  • ヒストグラムを確認する
  • ハーフNDを使う
  • ダイナミックレンジの広いカメラを使う

です。

 

順番に説明します。

ヒストグラムを使って防ぐ!

まずはヒストグラムを確認して防ぎましょう。

ヒストグラムとは「明るさの分布を示すグラフ」のことです。

 

 

こんなやつです。

 

このグラフは縦軸がピクセル数。横軸が明るさをあらわします。

暗い部分がどれだけあるのか、明るい部分がどの程度あるのかを把握するためのグラフです。

 

ちなみに上のヒストグラムは下の写真のヒストグラムです。

こちらの写真は見てわかるようにかなり暗めの写真です。

 

そしてヒストグラムを確認しても「暗い部分が、多い」ということが分かります。

 

肉眼で「その写真が黒つぶれ等をしているのか」を判断するのは不可能です。

その判断はカメラに任せましょう。

 

判断の時に使うツールがヒストグラムです。

ヒストグラムはカメラに内蔵されています。

 

カメラのプレビュー画面にヒストグラムが表示されます。

カメラの機種によっては下のように、どこが黒つぶれ・白飛びしているかを教えてくれます。

 

 

撮影中はヒストグラムを確認しながら白飛び等を防ぎましょう。

 

ハーフNDフィルターを使う

明暗差が激しくてどう頑張っても白飛び等が起きる場面は出てきます。

そんなときはハーフNDを使いましょう。

 

ハーフNDとはフィルターの一つです。

 

このようにフィルターの上半分が黒くなっています。

このフィルターをレンズに装着することで、上半分の光の量を抑えることが出来ます。

 

白飛びの写真

 

例えば先ほどの写真。

この写真を撮影するときにハーフNDを使っていれば、上半分の空の部分の光量を抑えることが出来、白飛びは防げたでしょう。

 

明暗差が激しい場所では、ハーフNDを使い白飛等を防ぎましょう。

 

ダイナミックレンジの広いカメラを使う

ダイナミックレンジの広いカメラを使いましょう。

カメラは機種によってダイナミックレンジが異なります。

 

一般的にニコンとソニーのカメラは優れているといわれています。

カメラ購入時はダイナミックレンジの広さを頭に入れつつ購入しましょう。

 

ちなみに筆者はこちらのカメラを使っています。

もともと違うメーカーを使っていましたが、このカメラに変えてから世界が変わりました。

 

まとめ

最後にまとめです。

 

  • カメラは人間の目ほど高性能ではない
  • カメラにはダイナミックレンジがある
  • ダイナミックレンジの限界値を超えると黒つぶれ等が起きる
  • ヒストグラムを確認する癖をつけよう
  • ダイナミックレンジの広いカメラを買おう

 

最後まで読んでいただき有難うございました!

 

 

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