この記事はこんな方におすすめです。
- 写真を撮ったけど、なんか実際に見たときと違う…
- もっとプロっぽい写真にしたい!
- Lightroomってどんなことが出来るの?
といった悩みをお持ちの方におすすめの記事です。
例えばこちらの写真。
Lightroomを使えばたった1分で


このようになります。
暗かったもみじの色がちゃんと再現出来ました。
また下のようにぱっとしない青空も
さくっと爽やかに再現できます。


本記事ではライトルーム出来る写真編集(以下、現像)について分かりやすく解説していきます。
最後まで楽しんでください!
またライトルームの購入プランで迷われている方はこちらをご覧ください。
(↓ Lightroomの公式HPはこちら ↓)
Contents
ライトルームの基本項目
ライトルームでは写真の
- 明るさ
- 彩度
- 構図
といった項目を調整できます。
早速、明るさの調整から見ていきます。
写真の明るさを調整できる
全体を明るくする・暗くする
「露光量」というスライダーを左右に動かすことで、写真全体を明るくしたり暗くすることが出来ます。
例えばこちらの写真。
ちょっと全体的に暗い印象ですね。
露光量というスライダーを+1.0にした写真が次の写真です。


写真全体が明るくなりました。
逆に露光量を-1.0にすればもっと暗くすることが出来ます。
明るい部分だけを暗くする
写真全体ではなく、特定の明るさだけを調整することもできます。
例えば「ハイライト」というスライダーを動かせば、最も明るい部分を暗く出来ます。
こちらの写真。
花火が少し明るく映りすぎた写真です。
ハイライトを-80まで動かせば下のようになります。


とても明るい部分だけを暗く出来ました。
背景の暗い部分はさほど変わっていません。
暗い部分だけを明るくする
「シャドウ」というスライダーを動かせば、影がかかっている部分の明るさを調整できます。
こちらの写真。
「シャドウ」という項目を+100にすると下のようになります。


影がかかっている部分だけを明るく出来ました。
今度は明るい部分はあまり変わっていません。
写真の色味を調整する
ホワイトバランスを調整する
Lightroomでは色味を調整できます。
「色温度」という項目で写真全体の色味を変えられます。
こちらの写真は現像前の写真。
色温度の値は4000です。
次の写真は色温度を3250まで下げた写真です。


色温度を変えることで写真全体の色味を変えられます。
色温度は低いほうが寒色。高いと暖色系の色になります。
彩度を調整する
写真全体の彩度も調整することが出来ます。
次の写真は現像前の写真です。
「彩度」を+30にすると次のように。


「彩度」と「自然な彩度」という2つの項目で調整が可能です。
2つの違いについては言葉で説明するのは不可能なので、実際にご自身で触ってお確かめください。
色かぶりをなくせる
写真全体が赤みをおびたり、青っぽくなることを色かぶりと言います。
こちらの写真。
暖色系のあかりの下で撮ったため赤っぽい写真になってます。
WBという項目で「自動」を押すと
1秒で下のように。


先ほどよりも自然な印象になったのがお分かりかと思います。
特定の色味を調整する
写真の中の特定の色の彩度や明るさを変更することが出来ます。
こちらの写真。
バラの後ろにある葉っぱの緑色の彩度を落とします。
するとこんな感じに。
ピンク系の部分だけ色がある写真になりました。


このように特定の色の明るさ・彩度を変更することが出来ます。
写真の構図を調整する
傾きを調整する
少し傾いてしまった写真を直すことも出来ます。
次の写真は撮影時にちょっと斜めの状態になってしまった写真です。
これを傾き-1.0に設定した写真が次の写真。


傾きを直したいときもライトルームで簡単に調整することが出来ます。
トリミングをする
自分の好きな大きさにトリミングすることも可能です。
上の写真をトリミングした写真が次の写真です。


左右対称の写真になって最初の写真よりも、見やすくなったかと思います。
応用ツール
ここまで基本的なツールの紹介をしてきました。
次に紹介するのは応用ツールです。
- 段階フィルター
- スポット修正
- 補正ブラシ
- 円形フィルター
について解説していきます。
これらの機能はいずれも部分的に編集するツールです。
使いこなすことで痒いところまで編集することが可能となります。
段階フィルター
段階フィルターとはグラデーションをつけながら編集するツールです。
こちらの写真。
元はこんな感じです。
紫陽花部分が黒いですね。
基本補正のシャドウをいじるとこんな感じになります。
悪くはないのですが、もう少し空部分を暗くするのが個人的に好きなわけです。
右下の紫陽花部分だけを明るくしたいなぁぁぁぁ。
そんな時に使えるのが段階フィルター。
右下から左上に向けて段階フィルターをかけます。
これで赤くなっているところだけ編集ができるようになりました。
この状態でシャドウをあげます。
するとこのように。
比較するとこんな感じに。


右の写真が段階フィルターを使った写真です。
空部分は暗い状態を維持出来ました。
このように応用ツールでは特定の部分に対して編集ができるのです。
段階フィルターで空だけを編集
これを応用すると空だけの色や明るさを調整できます。
こちらの写真。
上半分、空の彩度をあげたいなという印象。
段階フィルターを上から下にかけて空部分だけを選択します。
するとこのように。
赤くなっているところに効果がかかるので、あとは彩度を調整します。
するとこのように。


地平線よりも下の部分はほとんど何も変わっていないのがお分かりかと思います。
スポット修正
名前の通りスポット的に補正できるツール。
こちらの写真。
実は元はこんな感じ。
はい。
掃除を怠ったため写真のいたるところにごみがついています。
そんな時に使えるのがスポット修正ツール。
左から2番目のやつです。
修正したいところを丸く囲っちゃいます。
丸く囲われた部分に対しLightroomが最適な編集をしてくれるのです。
そんなわけでビフォーアフター。


これを応用すると意図せず映ってしまった、ネガティブな要素も消すことが出来ます。
補正ブラシ
ブラシで塗ったところだけを編集するツールです。
こちらの写真。
コスモスを撮ってます。
陰になっているのでシャドウをあげるとこんな感じに。
コスモスの色は出ましたが背景も明るくなりました。
コスモス部分だけを明るくしたい!
そんな時に使います。
このようにブラシを塗っていきます。
赤くなっているところだけ編集できます。
編集したい個所を赤く塗り、この場合シャドウをあげるとこのように。


夕焼けとコスモス、両方ともいい感じに現像出来ました。
円形フィルター
最後に円形フィルターです。
円を描いてその内側もしくは外側だけを編集するツール。
富士山部分をもう少し暗くしたいので円形フィルターを使います。
円を描きます。
描いた部分のハイライトを下げるとこのように。


富士山部分のディティールがはっきりしましたね。
ライトルームの購入プランで迷われている方はこちらをご覧ください。
まとめ
最後にまとめです。
ライトルームでは
- 明るさの調整
- 彩度・色味の調整
- 構図の調整
が基本ツールとして使え、応用ツールは特定の部分に対して編集が出来る。
最後まで読んでいただき有難うございました!
(↓ Lightroomの公式HPはこちら ↓)